2017年4月25日火曜日

北斎絵解きツアー 無事終了!

だいぶ時間が空いてしまいましたが。。。
先月開催いたしました「北斎絵解きツアー  〜北斎の浮世絵と巡る両国散歩と学校では教えてくれない浮世絵鑑賞術講座〜」の当日の様子をご報告いたします!



東京で桜が開花しはじめた325日、春の日差しが暖かい青空のもと、北斎ゆかりの地である両国界隈を散策しながら浮世絵について学ぶアートツアーを開催いたしました。

JR両国駅を出発して、まずは江戸両国のランドマークだった回向院へ。ここでは北斎が120畳もの大きさの紙に巨大な布袋を描き、米一粒に二羽のスズメを描くパフォーマンスを行ったという逸話が残っています。相撲との深い関わりや、墓石を削って持ち帰ると金運が上がるという鼠小僧次郎吉のお墓、浮世絵師鳥居清長の記念碑など見所の多い寺院です。






1718年創業、9代続く「しし鍋」の老舗「ももんじや」の前を通り、吊るされた大きなイノシシの剥製(?)に驚きつつ両国橋へ。ここから隅田川岸の遊歩道へ降りて、浮世絵に描かれた景色と見比べながら歩きます。




市街地へ戻り、旧安田庭園の緑が見えるカフェで浮世絵の変遷や好まれた画題などについて解説。参加者の方々にはコーヒーやデザートを楽しみながら耳を傾けていただきました。





最後はいよいよ、すみだ北斎美術館へ。
特別展の開館記念展Ⅱ『すみだ北斎美術館を支えるコレクター ピーター・モースと楢崎宗重コレクション』と常設展を鑑賞。土曜日でしたが閉館時間に近かったこともあり、混雑はなくゆったり鑑賞することができました。

一人でガイドをするのは今回が初めてだったため、とても緊張していたのですが、参加者の皆様とも楽しく会話をしながら終始和気あいあいとした雰囲気で行うことができました。
伝えることの難しさと楽しさをひしと体感した1日でありました。
ツアー終了後、参加者の方から「楽しかったです!また企画してください!」と言っていただけたことが何よりの励みであります。
イベントにお越し下さった皆様、そしてご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。


さぁ、次は何をしようかな♪

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